
クレジットカードを作りたいけど、仕組みがよくわからなくて…



そもそもクレジットカードって使う意味あるの?
という方に読んでいただきたいページです。



クレジットカードについて、できるだけシンプルに説明します!
大事なこともあるので、少し長いのはご容赦ください!
このブログでは「クレジットカード」に関して記事を書いています。
しかし、そもそも「クレジットカードとは何か」が分からないと、文を読んでも今一つ文の意味が頭に入らないかもしれません。
このページを読むことで、まずは前提となる知識を頭の片隅に入れましょう!
そのため、クレジットカードについての知識を既に持っている人は、このページを読む必要はありません。
また、「クレジットカードの知識はだいたいあるから、初めてのクレジットカードとしておすすめを知りたい」という方は、こちらまで進んでください。
クレジットカードって何?



まずはChatGPT先生に聞きます。
こういう基本的な質問は逆に答えるのが難しいので、一旦AIに聞いてみます。
回答がこちら。
クレジットカードは、買い物をするときに現金の代わりに使えるカードです。このカードを使うと、お店から商品やサービスを買うときに、その場でお金を払わなくてもよく、後でまとめて支払います。カードを発行している会社が一時的にお金を貸してくれているような感じです。そのため、毎月決められた日までに使った分のお金を支払う必要があります。
ChatGPT
もうこれに尽きる。という感じなのですが、ここに書かれていないことも含め、もう少し詳しく見ていきましょう。
どこで使える?



クレジットカードは、世界中のお店や、ネットショッピングで使えます。
現金の代わりに、クレジットカードで料金を支払うことが可能です。
銀行振り込みやコンビニ支払いをしなくてもよいので、オンラインで買い物をするときにも非常に便利です。
どこでも使えるわけではなく、VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESSなどを受け付けているお店で使えます。
これらはクレジットカードの国際ブランドと呼ばれます。


クレジットカードで決済するためのシステムを提供しているブランドです。
そのためクレジットカードには、VISAやMastercardなどのマークやロゴが付いています。
お店がこれらの決済に対応していれば、支払うことができます。
電子マネー(WAON、nanaco、SUICAなど)やコード決済(PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイなど)も、現金の代わりに使えるという点では一緒です。
しかし、電子マネーとは異なり、クレジットカードは後払い。
先にお金をチャージするのではなく、使った分を後でまとめて払います。
どうやって使う?支払う?
お店では、機械端末にクレジットカードを差し込み、自身で設定した4桁の暗証番号を入力します。
最近は、差し込みをせずにタッチで決済できたり、差し込んでも暗証番号入力不要の決済端末も増えてきました。


このWi-Fiみたいなマークがついているカードはタッチ決済が可能です。
また、スマートフォンにクレジットカードの情報を登録し、カードリーダーにかざして支払う方法もあります。


オンラインショップでは、フォームにクレジットカードの番号、有効期限や名前などを入力して決済に進みます。
暗証番号は大事な個人情報です。絶対に他人に教えてはいけません。絶対にです。
支払った後は?



支払ったお金は銀行口座からまとめて引き落とされます。
カードを作った後に銀行口座を登録し、そこからお金が引かれます。
いつ引き落とされるか?→クレジットカード会社ごとに決まった日に引かれます。
例えば、イオンカードは10日締め・2日払いです。
毎月10日が1か月間の最終日。口座からお金がまとめて引き落とされるのは毎月2日。
例えば、6月11日から7月10日までにカードで買い物をした合計金額が、8月2日にまとめて引き落とされます。
このスパンを繰り返していきます。
クレジットカードは誰でも作れる?



誰でも作れません。
まず、18歳未満の方は作れません。高校在学中の人も作れません。
また、クレジットカードを発行するために、審査があります。審査が通ればカードを作れます。
審査が通り、入会してくれた会員に、カード会社がクレジットカードを貸与します。
つまり、クレジットカードは本人が使うもので他人が使っていいものではありません。
例えば、母親が息子にクレジットカードを渡して、「このカードでスーパーでごま油を買ってきて。」
というのはダメです。カード会社は母に対してカードを発行しているのであり、息子に発行しているのではありません。
仮にクレジットカードで息子が勝手に買い物をして何かトラブルになっても、カード名義人本人、つまり母の責任です。
暗証番号を他人に教えてはいけないように、クレジットカードは他人に渡してはいけません。
ここで、クレジットカードの「クレジット」の意味にも触れておきます。
英語で”credit”。つまり、信用のことです。
審査をした結果あなたを信用してカードを発行します。という意味があるので、他人が使うことも許可されていないのです。
審査とは?



この人にクレジットカードを作っていいかどうか、会社が見定めます。
審査に通ったらクレジットカードを発行できます。
審査に通るかどうかは、審査してみないとわかりません。
審査で見られるのは年齢や収入、過去に支払いの遅れが生じてないか、他の会社からお金をどれだけ借りているか、など様々ですが、詳しい審査基準はわかりません。クレジットカード発行会社によります。



・年収1000万円以上の人でもクレジットカードを作れないことってある?



・専業主夫でもクレジットカードを作れる?



・他社で借り入れがあってもクレジットカードを作れる?
このように、疑問が出る方もいると思います。
3つの例を挙げましたが、結局審査してみないとわかりません。
クレジットカード発行会社によります。
審査に影響する要素は複数あるので、何とも言えません。
逆に言うと、年収がいくらあっても審査が通らない、専業主夫・専業主婦でもあっさり審査に通る、他社で借り入れがあってもカードが作れる、ということはありえます。
短期間でクレジットカードを複数枚申し込むことは避けましょう。「この人金に困ってるんじゃね?怪しい…」とカード会社が判断して、本来は審査が通るはずの人でも審査が通らない可能性があります。
人はなぜクレジットカードを使うのか?



理由は様々です。私は「便利でお得だから」使います。
現金を持ち歩かなくていい
例えば、楽器屋さんで20万円のギターを買うとします。
20万円を現金で用意するとなると、手持ちが無ければATMに行って引き出す必要があります。
でも、20万円を財布に入れておくのって怖くないですか?財布パンパンにするの嫌じゃないですか?
もしクレジットカードがあれば、それで支払いが完了します。(20万円以上払えるカードを持っていれば可能です。)
加えて、現金とは違って「お釣り」が発生しません。レジでの小銭計算が店員と客のどちらにも発生しないこともメリットです。
ポイントがたまる
クレジットカードを使うとポイントが貯まります。(カードや支払う対象によって、貯まらない場合もあります。)
楽天カードは楽天ポイント、エポスカードはエポスポイント、dカードはdポイントなど。
ポイントはお金ではないのですが、1ポイント=1円で使えることが多いので、うまく使いこなすとお得を実感できます。
有効にポイントを活用できると家計が結構変わってきます。
円安物価高の時期は特に助かりますね。
ポイントは支払いや値引きに使うことが一般的ですが、最近ではポイントで投資をすることも一般的になってきました。
特典がある
クレジットカードにはそれぞれ特徴があり、得意分野で活躍することで本領を発揮します。
いくつか例を挙げていきます。
- 楽天市場で楽天カードを使って決済すると、楽天ポイントが多く貯まる。
- マルイでエポスカードを使うと10%オフで買い物ができる期間が年に何回かある。
- イオンでイオンカードを使い決済するとポイントが10倍貯まる期間がある。
- 三井住友カードで特定のチェーン店で決済すると7%ポイント還元。
利用する場所やキャンペーンによって、お得に使うことができます。
ステータス
ランクの高いクレジットカードを持つことはステータスと思っている人もいます。
クレジットカードにはゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなど、上位ランクのカードが存在します。
上位カードは審査に通った限られた人しか作れなかったり、高い年会費が必要とする場合が多いです。
その代わり、利用可能額が多かったり、通常のカードでは得られない特別な特典が増えたりします。
そのため、プラチナカードやブラックカードなどは、ステータスの高さとして認識されます。
ちなみに、現代ではゴールドカードを所持することは決して難しいことではありません。
「ゴールド」に高級な印象を抱くかもしれませんが、所得が高くなくても普通に持てます。
通常のカードで一定の条件を達成すると、ゴールドカードへの招待が来たり、年会費をずっと0円で持ち続けられるゴールドカードも複数存在します。
そのため、心理的ハードルも低く使い続けることが可能です。
その他
カードによって特典は異なりますが、他にもクレジットカードの利点は様々あります。
- 旅行傷害保険が付帯
- 空港のラウンジが無料で使える
- 提示や利用で割引が受けられる
- 公共料金が払えてポイントが貯まる
- 積み立て投資をしながらポイントがたまる
- 貯金額以上のものが買えてしまう(利用には注意)
クレジットカードで何円まで払えるの?



その人や、持っているカードによります。
審査によって、このカードで何円まで使っていいよ、という利用可能枠が決まります。
もし、利用可能額が50万円あったとします。
これは、年間で50万円まで使っていいよ、月に50万円まで使っていいよ、という意味ではありません。
エポスカードを例にして説明します。
エポスカードの支払日は27日とします。(締め日も27日です。)
7月28日から8月27日までで30万円使ったとします。そうすると残りの利用可能額は20万円です。
その後、9月27日にその30万円が引き落とされます。
すると、50万円分の枠のうちの30万円分が復活し、30万円分がまた使えるようになります。
ちなみに、金融機関からカード会社に支払い情報が到着してから利用可能枠が復活するため、支払日(上記の場合だと27日)にすぐ復活するわけではありません。カード会社にもよりますが2~4営業日ほど見ておきましょう。
クレジットカードの注意点



クレジットカードは使うといいことばかりですが、気を付けるポイントもあります。
管理はしっかり
クレジットカードをどのくらい使ったか、分からなくなる人がいます。
利用額をカード会社のアプリやウェブサイトで確認しておかないと、自分が想像していた以上に使っていたなんてことも。
クレジットカードは財布から現金が減る感覚が無く支払うことができるので、つい使いすぎてしまう方もいます。



クレジットカードは無限に使える魔法のカードではないので、自分に合った使い方を心がけましょう。
不正利用に注意
例1:ショッピングサイトにクレジットカードの番号や暗証番号、名前を打ち込んで、決済完了。
→そしたら商品が届かない。
この場合、ショッピングサイトは偽物のウェブサイトで、クレジットカード情報や個人情報を抜かれている可能性があります。
もしかしたらクレジットカードを悪用・不正利用されているかも。
もしこうなったらカード会社にすぐ連絡し、カードを止めてもらいましょう。
例2:カード会社からメール。
タイトル 【○○カード】利用いただぎ、ありがとうございます。
このたび、ご本人機のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、試に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。お客様にはご迷感、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。 ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解服りたくお願い申しあげます。
■発行者○○クレジットサービス株式会社 東京部中野区中野4-3-2
「ご利用確認はこちら」のボタンからウェブサイトに飛び、IDやパスワード、個人情報を入力し、…



これは絶対にやってはいけません。
このような緊急性を強調したり、カード利用制限の可能性を示唆するメールはまず詐欺を疑ってください。
このやなメールにはいくつか不審な点があります。
- メールの日本語が所々おかしい。
- カード会社と住所が一致していない。
- リンク先がカード会社ではない。
- メールアドレスがカード会社のものではない。
このようなメールが来ても、絶対に相手をしないでください。
これをフィッシング詐欺といいます。
不安な方はメールのリンクはタップせず、検索して100%本物のカード会社のサイトから自身の利用状況を確認するか、カード会社に問い合わせましょう。
ちなみに、↑の「ご利用確認はこちら」ボタンを押すとフィッシング詐欺について書かれた警察庁のウェブサイトに飛びます。
そして、このサイトのボタンは詐欺ではないので安心してください。
リボ払いや分割払いの手数料
毎月の支払額を調整できるシステム。
例えば、15万円を7月27日に引き落とされる予定になっているが、支払えない。もしくは、支払いが今は厳しい、という時に、支払額を減らせます。
もちろん翌月以降も残金の支払いは続きます。免除されるというわけではありません。
このシステムを使うと、手数料が発生します。15万円の支払いがが結局16万円になったりとか。
支払いを待ってくれる代わり、手数料いただきます。といった感じです。
支払いを複数回に分けること。
リボ払いと同じく手数料がかかります。
支払いを待ってくれる代わりの手数料的な感じです。
2回払いであれば手数料は取られないカードもあります。
リボ払いや分割払いは便利なシステムですが、手数料には気を付けなければなりません。
支払いの時にリボ払いや分割払いを指定できます。
また、1回払いで支払った後で「やっぱリボ払いにしようかな」といった時でも、カード会社のマイページやアプリから変更することもできます。
初心者におすすめのクレジットカード



初心者におすすめするクレジットカードをお伝えします。
世の中には何種類もクレジットカードがあり、どれを選べばいいか分からないという方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて、使っていただきたいカードを3つ紹介します。
3つとも年会費・入会金無料なので、安心して使うことができるカードです。
エポスカード
エポスカードは私が特におすすめしているクレジットカードです。
理由は主に3つ。
- クレジットカード初心者でも、ヘビーユーザーでも、メインカードとして使える万能性。
- シンプル。アプリの操作性も良いので、利用額の確認がしやすく、不正利用対策にも安心。
- カードを使い続けるとゴールドカードへの招待が来るかも。無料でゴールドカードに切り替え可能。



迷ったらエポスカードでいいと思っています。
エポスカードは、クレジットカードデビューの方にとてもおすすめです。
だからと言って機能がショボいということはなく、むしろ全国で使える特典や優待が豊富なのが魅力。
上位ランクのエポスゴールドカードはメインカードとして利用者も多く、人気のカードです。
\2,000ポイントプレゼント! 入会金・年会費無料!/
楽天カード
日本で一番知名度が高いクレジットカードではないでしょうか。
楽天市場を使う方であれば持っておきたいカードです。



何だかんだ楽天は強い。入会時にもらえるポイントも多いです。
楽天カード、楽天モバイル、楽天トラベル…など、楽天のサービスは様々ありますが、これらをまとめて楽天カードで払うと、ポイントがどんどん貯まります。
生活のサービス全てを楽天にまとめる必要はありませんが、楽天カードがあれば他の楽天関連のサービスでポイントが優遇されます。
まずは楽天カードだけでもいいので、作ってみるのもいいかと思います。
イオンカード
イオンカードはイオン系列のお店を普段から利用する人におすすめします。
最大の魅力は、カードを使って貯めたWAON POINTの利用です。
ウェルシア系列のお店で毎月20日にWAON POINTを使って買い物をすると、1.5倍のお買い物ができます。
違う言い方をすると、300円のものを200WAON POINTで購入できるということです。
ほとんどの商品を約33%引きで買うことができる、とも言えます。
これを「ウェル活」と呼んだりもします。
1POINTが1円以上の価値を持つので、かなりお得に買い物ができるのです。
もちろんウェル活以外でも、イオンでのお買い物は基本的にお得。
イオン直営店では常にポイント2倍、20日・30日は5%オフ、アプリの割引クーポン、ポイント○○倍など、基本的に何かしらの優遇があります。



ウェル活ができる環境なら使わない手はない。
イオンカードには色々な種類がありますが、個人的にはゴールドカードにアップグレードが可能な以下の6種類をおすすめします。
・イオンカードセレクト(通常デザイン、トイ・ストーリー デザイン、ミッキーマウス デザイン)
・イオンカード(WAON一体型/通常デザイン、トイ・ストーリー デザイン、ミッキーマウス デザイン)
クレジットカードは2枚以上持てる?



持てます。
VISAカードを2枚持ってもよし。
VISA、Mastercard、JCBを各1枚ずつ持ってもよし。
ただし、同じ会社のクレジットカードは2枚以上持てない場合があります。
楽天カードやセゾンカードのように、2枚持てる場合もあります。
2022年のJCBの調査では、クレジットカードの平均保有数は3.0枚とのこと。



ちなみに現在私は、メイン→エポスカード(ゴールド)、サブ→イオンカード(ゴールド)と楽天カードの合計3枚。
まとめ:使ってみないとわからない!
クレジットカードについて少しでも理解が深まれば幸いです。
しかし、「記事を読んでも分かったような、分からないままのような…」と思っている方もいるかもれません。
それも当然で、クレジットカードを使わないと全く実感が湧かないのも事実です。
そのためにまずは、無料のクレジットカードから使ってみることをおすすめしています。
最初から有料のカードを作り、「自分には合わなかった」となったら年会費が無駄になるかもしれません。
まずは無料から始め、そのカードが自分には合えば使い続けてOK。
そして、分からないがあればその都度調べる。
クレジットカードに慣れてから、カードを増やしたり、用途によって複数のカードを使い分けたりしましょう。
現金派の方も、よかったらクレジットカードを使ってみてください。
本当に自分に合っていないと思ったら、また現金生活に戻れば大丈夫です。
このブログではエポスカードを中心にクレジットカードのことを書いていますので、興味がありましたら他の記事もぜひご覧ください。
お読みいただきありがとうございました!